STORY.01
築20年、暮らしをまるごと変える

 

築20年、設備もいたんできて、
そろそろ手を入れようか…と
気になっていた矢先。

目の前に、新しいマンションが建つ
そんな情報が舞い込んできました。

〝いっその事、買い替えようか…〟
真剣に考えていたころに出会った
マンション・リノベーション。

 

水回りの場所を変えられる!
壁も取り払える
ロフトの子ども部屋

部屋じゅうに光と風がわたって、木の香りが心地いい~

マンションの常識が、
覆った瞬間だったと教えてくれます。

子育てをしてきて
マンション内で人間関係ができている
いい人たちばかり、とわかっている

生活面も、資金面も、検討して
選んだ、マンション・リノベーション。

 

とっても心地いい空間に仕上がりました。

新しいマンションでは手に入らない
理想の暮らしが、ここにあります。

ところてん式空調法

毎日の食事の準備をするキッチン。お宅では熱い場所になっていませんか?

夏場はただでさえ暑いのに火を使いたくない!という方も多い季節です。

今回のリノベーションでは、とても暑くなりがちなキッチンが真っ先に涼しくなるように工夫しました。


↑エアコンをキッチンに向けました!(通常ほとんどの場合、窓の上の壁ににエアコンがついています)


↑空気の動きをさまたげる吊戸棚を一掃しました
 

 
↑風が抜けていくルートを確保しました(動画は突然終わってしまいますが、実際には風はロフトを抜けて家じゅうまわっていきます)

この涼しさ感をエアコンの風になったつもりの動画で感じてみてください!(室内干しにもバッチリなのです🎵)

室内干しの極意

マンションの部屋って、どうしたら風通しよくなるのでしょうか?

ほとんどのマンションの部屋には、廊下側とバルコニー側に窓がありますが、この途中に必ずといっていいほどドアが何枚かあって風を通せんぼしてしまっているのです。

本来、マンションの部屋はたいてい風通しのいいロケーションにあります。

着工前には風通しの悪かった部屋でも、工事中全部の間仕切壁を取っ払ってしまうと驚くほど風が通ります。

『ぐるぐる廻れる部屋』では、少しだけ窓を開けるだけでも部屋干しの洗濯物がしっかり乾いたら・・・と思い、風の通りみちをつくりました。

 


↑ある年代以前のマンションには窓の上部に引違いの換気窓がついています
 

↑気密性はいまいちですが、留守中の換気調節など便利な点もあるのでそのまま使用することにしました
 

↑洗濯物のための風の通りみちはこんな感じです
 

オールステンレス? キッチン!

いま、お使いのキッチンどのような素材でつくられていますか?

多くの場合、キッチンは合板やパーティクルボード(※)の木質系+人工大理石やプラスチックなどの合成樹脂系+ステンレスやアルミなどの金属系素材などの様々な素材の組み合せになっていることが多いです。

今回のリノベーションのキッチンは、一部の面材や取手などを除いてほとんどステンレス製です。

鹿児島の”ステンレスの達人”につくってもらいました。

もちろん、デザインはオリジナル。現段階では世界でひとつ💛であると思います。

ステンレスのカウンターは水垢が目立つ面がありますが、ガンガン使ってお手入れしやすい素材です。

表面の仕上げはバイブレーション加工といって、渋い艶消し感です。

 

※ パーティクルボードとは木材の小片を接着剤と混合し熱圧成型した木質ボードの一種


↑アイランドスタイルにコンロも入ったコンパクトなレイアウト


↑足元もオープンなプロ用厨房機器っぽいデザイン(ロボット掃除機も通れます)


↑シンク下ではオープン棚越しに、光と風が通りぬけるのです・・・


↑透け感があって、意外とかさばらないのもいいです


↑扉の中も風通しバッチリになっています

 

機能的で美しく、居心地のいいキッチン。

今回もここに立って、毎日気分よくごはんの準備したい!

と思える場所にしつらえました。

 

 

マンションの部屋を2階建てに

マンションでの暮らしで不満な点をお尋ねすると、10人中9人以上の方が収納の不満を口にされます。

さらに具体的に困っている点をお尋ねすると、どうも絶対量もさることながら収納の質にも問題があるようです。

日常、ほとんど出し入れしないのにかさばる荷物に押入れやクローゼットを占領されて、慢性的に部屋が散らかって片付かないお宅が多いようです。

そこで、思いきって部屋を二階建てにしてロフトを設けることに。

この部屋はロフトだけで6.5畳ほどあります。天井は低いですが、ひと部屋増えたようなもので普段必要ないものは全部、日常の視野から消えて無くすことに成功しました。


↑玄関に入るとシンプルでカッコいい階段が!


↑階段の奥は書斎コーナー、バルコニー越しの眺望もちらっと望めます💛


↑荷物は、一段低いステージからこのように押し込みます

このお部屋はボイドスラブ工法といって、コンクリートの床スラブに穴をあけて中空にし、部屋の中の天井の出っ張り(小梁)を無くす工法が採用されていました。

そのおかげで、天井が端から端までフラットで大きなロフトを自由につくることができたのです。

お住まいのお部屋のスラブの仕様を確認したい場合は、販売時のパンフレットや竣工図面などで確認することができます。