布の表情(間仕切編)

この部屋には、年じゅう電気料金を押さえつつ快適な放射式冷暖房システムを採用しています。

輻射熱による部屋全体への空調ができるので、その妨げになる間仕切壁を極力なくしています。

仕切りは必要な時に布ですることに・・・

季節や時間によって手軽に色々な仕切り方が楽しめるのご存知でしたか?

 


↑夜の仕切りなしの図
 


↑夜、ダイニング側のみ仕切るの図
 


↑夜、全部囲って仕切るの図
 


↑空調パネルの部分のみ開けてみました(意外といい感じです)
 


↑朝の仕切りなしの図
 


↑朝、ダイニング側のみ仕切るの図
 


↑朝、全部囲って仕切るの図
 


↑朝も空調パネルの部分のみ開けてみました(やっぱりいい感じです)
 


↑二重になっているところを結んでみました♡(さすが、達人の作。。。女子力高いです!)
 


↑ごくごくうすーいリネンの表情はとても透明感があって綺麗です。
 

 

空調環境の整った部屋で、オープンに広々と生活する。

あこがれの明るく風通しのいい暮らし・・・

リノベーションすることで、マンションでも可能になるのです。
 

布の表情(窓辺編)

窓辺の光は、カーテンやシェードの素材やテクスチャーで大きく表情が変わります。

単調になりがちなマンションの窓辺に色々な素材の布地を用いることで、やわらかい光のある居心地のいい場所にすることができます。

一戸建てに比べて窓の少ないことの多いマンションだからこそ、窓辺の光を楽しみましょう。
 


↑朝、カーテンを閉じた表情(厚手と薄手のリネンの組み合せです)
 


↑朝、カーテンを開けた表情(出窓の奥はうすい素材で降ろしたままです)
 


↑このうすいのは、アンティーク生地でつくってもらったポジャギ※です。
 


↑夜、カーテンを閉じた表情(布の向こうにもう一部屋あるような雰囲気)
 


↑夜、カーテンを開けた表情(夜は夜で出窓がかわいいです)
 

※ポジャギって・・・

「ポジャギ」とは、韓国語でものを包んだり覆ったりする布のことで、 日本の風呂敷や袱紗(ふくさ)のようなものです。
その種類は多く、はぎれをつなぎ合わせて作るパッチワーク風のもの、刺繍入りのもの、綿をはさんで刺子風に作るものなど実に様々です。今回、鹿児島の作家さんにつくってもらったパッチワーク風のものは、素材の組み合せや使うときの向きひとつでも表情が豊かに変化するので大好きです!

 

 

理想のカスタムキッチン(収納編)

限られたスペースで如何に収納量と広さを両立させるか。

マンションに限らず、住まいでの大きな課題です。

“3階、男子の部屋”では、大小もロフトスペースをできるだけたくさん取ることにしました。
 


↑L型レイアウトの木のカウンター
 


↑必要なところだけ隠す収納
 


↑正面から見たところ
 


↑ダイニングテーブルの定位置からふり返ってすぐ物が取れます
 


↑反対側もしかり・・・
 


↑上部は大小の棚がぐるっとまわっていて、色々置けます

 

ここでも、自由になる収納。

すべてをつくり込んだりは、決してしません。

使う人が、使いながら、使いやすくしていく。

台所(キッチン)とは、そういう場所である方がよさそうです。

 

気持ちのいい素材

自然素材の床は、表情にばらつきがあります。これは個性ともいえることで、原産地や樹種など種類によっても違った気持ちよさを持っています。直接触れたときに人にやさしいのもよく知られた特徴です。
 


↑1m×2mの大きな床パネル(12mmの杉材を交互に3枚重ね) つなぎ目が少なくなめらかでフラットな足触りが特徴 植物性のオイル仕上げをすると撥水性がありお掃除も楽です
 


↑バルコニーのデッキ材に使用しているアイアンウッド 硬くて重く少し加工はしにくいですが丈夫で長持ち 独特の色のばらつきも素敵です
 


↑玄関土間に使用している15mmの厚みの杉板 こちらは濃い茶色に着色してあり、木目が際立ってきれいです
 

やる気の出るキッチン

毎朝ここに立つ。桜島と甲突川の水面を望み、朝日を浴びる。
やる気スイッチが入るキッチン。
 


↑存分に朝日を楽しむために、シンクも壁も真っ白です
 


↑バルコニーには小さな菜園 全部食べられる植物です
 


↑ちょっと収穫してぱっと食べる(最高の贅沢です)
 

キッチンのリノベーション(その2)

Q1 吊戸棚って使ってますか?
多くの奥様は「あんまり・・・」とか「普段使わないモノ入れてます」といったお答えです。ほとんどのご家庭で吊戸棚って高すぎて使いにくいからですね。きっと。

Q2 吊戸棚の中に何がはいっていますか?
この質問では、「うーん・・・?」とか「なんだっけ?」「わかりましぇーん」といったお答えが多くきかれます。
ぱっと、中身を答えられる方は間違いなく少数派。

ということで、わが家でも・・・
 

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↑BEFORE:そう、吊戸棚は高すぎてあまり出し入れしないですよね。
 

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↑AFTER:思い切って吊戸棚はなくしてしまいました!
 

Q3 収納スペースは十分確保されていますか?
多くの奥様は「足りない!」とか「もっと欲しい!」とのお答えをされます。ご不便であることは「!」でうかがい知れます。

Q4 ご家族は食事の準備や片付けのお手伝いをいつもしてくださいますか?
「たまに・・・」とか「ぜんぜん!」とかお答えは分かれるのですが、「家族自身はその気はあるけれどもかえって邪魔になってしまって・・・」とのご意見もよくいただきます。この質問は核心にせまるもので、キッチンの物理的な問題を映しています。

迎え合わせの低い位置にたっぷり収納スペースが取れ、ぐるっと回れるアイランド型キッチンはこういった事情を解消してくれます。
 

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↑キッチン収納増築部分:扉を閉めたところ(足元の白い部分が元のサイズです)
 

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↑キッチン収納増築部分:扉を開けたところ(広すぎて未だ入れるものがありません・・・汗)
 

プロの色あわせ(和紙編)

私たちはビニールクロスを使わないので、時々和紙を壁仕上げに用いることがあります。 和紙は、日に当たると色がさめてくるので、見本帳の色からさめた色合いをイメージしてえらばないといけません。(古いふすまなどの色がよいと言われても、往々にして同じ色のサンプルは見つかりません)
 

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↑パースでの色の検討段階です
 

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↑ダイニングテーブルのバックは2165番の紙にすることにしました
 

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↑実際に仕上がった状態
 

光のあたり方、素材の色むら感や置くものの色などで違った雰囲気に見えたりします。 色は奥が深く、難しいですが組み合せひとつで気分が変わりとても楽しいものです。

 

マンションにもウッドデッキを!

シンケンの家には必ずと言っていいほどあるウッドデッキ。
庭がないマンションではそれはかなわぬ夢と、あきらめていたけど。。。
バルコニーに杉板を敷き詰めるとウッドデッキに変身!
お部屋の中と外がつながり、なかなかいい感じに!
端っこは、植物の手入れをしやすいようにグレーチング仕様にしました。
毎日の水やりもストレスなしです。

 

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↑すっかり植物の水やりが日課になりました

 

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↑普段の定位置ポジション

 

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↑水やりのときのポジション(デッキが濡れません)